住まいの省エネ基準改正

あだちの家。

2012年09月20日 11:46




 昨日は次世代の会で東京に出張、国交省から、年内にも改正予定の省エネ新基準の説明を受けました。今回の改正は、2020年の省エネ基準義務化に向けての基本ベースを作る為の改正です。

 大きく変わることは住宅の断熱性能の判断基準がQ値から、U値に代わることと、家庭の一次消費エネルギー量を算出すること。

  当社では普段から当たり前にやっているこなので、そんなにびっくりすることではないのですが、業界全体で考えると大事です。

私としてはそんなことよりも、相も変わらず判断基準が設備よりになっていることの方が心配。(つまり実際は、あまり変わっていない。)

 低炭素社会に向けての改正ならば、まずは製造時にエネルギーが掛かる設備よりも、カーボンゼロである木材を使用して、設計による日射遮蔽や日射取得、通風計画や暖房方法の工夫等を重点的に考えた方がCO2排出量は確実に減るのではないかと思っています。(職人さんもこちらの方が楽しいはず!)

  今回、これらの事も例外として評価するようになったことは確かに進歩ですが、
そもそも住宅の中でどちらが例外なのでしょう?

実際に法が施工されるまで、まだ多少の期間はあるので、少しでもこの「例外?」が重視されるよう、パブコメなどで意見していこうと思います。


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