住まい知識本

3.11以降、お客様と打合せしていると、住まいの性能について質問を受けることが多くなってきました。見た目やデザインのみに目を向けられていたころに比べれば、大変うれしいことなのですが、お話を聞くと、大抵が大手ハウスメーカーや、建材メーカーの受け売りがほとんどです。
いつになったら、お客様に正しい情報が届く環境になるのだろうと不安になってしまいます。
情報が散乱している現在では、やはり本当に満足出来る住まいを建てる為には、
お客様ご自身で、多少の専門知識は調べることが必要と感じています。

ではどうやったら簡単に情報や知識を手に入れられるのでしょうか?

やはりネットでしょう!と言いたい処ですが、ネット上の情報は手軽に誰でも発信出来る反面、信頼性には乏しく、間違った情報であることも多々あります。

私としては、アナログではありますが、やはり本です。専門家が、第三者的な目線で、一般の方でも少し調べれば、理解できるくらいに分かりやすく書かれた本のほうが、
信頼性が高いと思います。

そこで私がお客様にお勧めしている本を少しだけ紹介します。

建築知識ビルダーズ

最新の家づくり情報を学ぶならこの本です。建築知識のような専門家にしか分からないような内容を、かなり分かりやすく書いています。
最新号の住宅性能評価の記事では、少しですが私のコメントも載っています(笑)。


日本で一番やさしい家づくりガイド

アトリエ・ヌックさんが家づくりの流れを1から教えてくれるマニュアル本。
家づくりの流れから、住まいの性能で押さえておきたいポイントまで順序よく説明されています。


家、三匹の子ぶたが間違っていたこと

SE構法産みの親である㈱NCNの、田鎖社長が構造の重要性について書かれた本。
阪神大震災の被災者の苦悩や、なぜ構造計算が必要なのか、分かりやすく書かれています。


伊礼智の住宅設計作法

現在の私のバイブル本です。建築家伊礼さんの設計手法がこと細かく書かれています。
居心地、佇まいなど、人の心を豊にする住まいの設計手法は、建て主にこそ読んで頂きたいと思います。


住まいの解剖図鑑

建築家増田さんが、その名の通り、家に関わるほとんどの物やコトを、解剖してあります。例えなどを使って、うまく解説してくれてあるので、物やコトの意味を知ることが出来ます。私自身、「かゆい所に手が届く本」として、設計に行き詰った時などに読み直しています。


震災に強い家

日経ホームビルダーが3.11の教訓をまとめた1冊です。
沢山の人命を奪い去った東日本大震災。今後の住まいは、この災害の教訓を活かした住まいでなければなりません。
私達専門業者だけでなく、これから家づくりを検討する建て主や、現在の住んでいる住まいの増改築などを検討されている方も、絶対に読まなければいけない本だと思います。

直接画像をクリックしていただければ、amazonに飛びます。是非、購入してみてください。

  

投稿者:あだちの家。 | 2011年06月19日 20:56Comments(0)住まいを計画中の方へ

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