断熱施工

本日は「見取丘の家」の住宅性能評価の3回目(断熱)検査。
もちろん合格ですが。ここで家づくりを検討している方に知っておいて欲しいことがあります。それは現在の法律では、配筋・構造・完了の検査はありますが、断熱材の検査は無いということ。
全棟住宅性能表示建設評価をしている弊社は、断熱検査があることが当たり前ですが、
一般的には検査が無いことが当たり前ということです。したがって正しい施工方法で施工をしている業者は決して多くは無いのが現状です。

断熱施工断熱施工
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上の画像は充填断熱の悪い施行例。
上記画像ような施工ではせっかく高性能な断熱材を施工しても耐久性能・断熱性能が著しく低下し、断熱性能を発揮しないばかりでなく、内部結露等で家の寿命を大きく短くすることに繋がります。

下の画像が本日検査を受けた「見取丘の家」の画像です。
充填断熱の正しい施工の基本は、「屋根(天井)・壁・床の部材の間に断熱材を隙間なく充填し、部屋内で発生した湿気を壁体内に入れ無い為、防湿層を連続させること」です。
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もう少し詳しい内容を知りたい方は弊社HPの「省エネ性能の基本は冬」のページに画像付きで解説がありますのでそちらををご覧ください。

さて2020年には、今までの最高性能である「次世代省エネルギー基準」が「H25年基準」として、呼び名や評価方法を変え最低基準として義務化になる予定です。
現在、国としても義務化に向けて、正しい断熱施工をできる施行者を増やす為の「住宅省エネルギー施工技術講習会」や、正しい省エネ住宅の設計が出来る設計者を増やす為の「住宅省エネルギー設計技術講習会」などを全国で開催しております。
私も講師として参加しており、浜松でも、少しづつ家の温熱環境に興味を持ってくれる業者が増えてきていることを実感しています。
断熱施工方法も義務化になれば、法律の中でも検査の対象になるとは思いますが、それまでは「静岡木の家ネットワーク環境共生WG」の仲間達や「あだちの家」オーナー様と共に、地道に普及活動などを続けていきたいと思います。

足立 操

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投稿者:あだちの家。 | 2014年01月28日 20:19Comments(0)温熱環境
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